真っ赤を染める(ヨウシュヤマゴボウ)

Natural plant dye :Pokeweed

我が家のサイドヤードで育てている?と言うより
勝手に育ってるヨウシュヤマゴボウの実です。
雑草にしては存在感があり過ぎますが
これを使うとウールがとても綺麗に染まるので
毎年引っこ抜かずに実のなるのを待っているんです。


収穫する時は手がドピンクに染まります。。。
必ず手袋をしましょう。(笑)


今年も大量に収穫出来ました~♪

あ、これを紹介するたびに忠告してるので覚えて下さった方もいるかもしれませんが
この植物には「毒」があります。
普段キッチンで使う用具とは別のもので作業して下さいね。
くれぐれも味見はしないでください。(笑)

さて、
このヨウシュヤマゴボウを使った染め方は
2通り知ってますが、今回は熱をゆっくり加えて染める方法を取ります。
熱を加えず、常温で浸け込む方法もありますが
今回私の欲しい色は熱を加えないと出せません。


ミョウバンで先媒染処理をしたウールを
色止めにホワイトビネガーを使い、60℃~70℃ぐらいで煮ていきます。
染める長さによって色の強弱があると思いますが今回はじっくり2時間
ゆっくりと熱を加えて、その後はすぐに取り出さず火をとめて
温度が下がってから静かに取り出しました。
あとは、ぬるま湯でよく濯ぎます。

茹でていると何と言えない不味そうな匂いが発生します。
有毒成分と直接関係あるかわかりませんが
気分が悪くなるかもしれないので換気もした方がいいよ。

と、まぁ今回はいろいろな難関?を突破しながら
欲しい色が出るまで頑張りました!


そして染め上がったのがこちら!

狙い通りの「真っ赤」です!
もう、最高の染め上がりでしょ?
今年はクリスマスを連想させる赤が必要なの!

ハロウィンもサンクスギビングも飛び越えて
すっかりクリスマス気分♪♪(笑)

ちなみに熱を加えないで染めると。。。



こんな感じのドピンクが染まります。
草木染めとしては目の覚めるような色だけど
クリスマスって感じじゃないではないね。
(これは去年染めたもの)

庭から収穫したものでここまで鮮やかな色が染められる材料も珍しいよ。
どこからか種を運んできてくれた小鳥に感謝だね。


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