Merry Christmas!


アメリカに来た年(19年前)、初めて迎えるアメリカでのクリスマス
教会で持たれたキャンドルサービスに
泣きそうなぐらい感動したのを覚えてます。

大勢の人でがやがやと賑やかでしたが会堂の電気が消され真っ暗になると
ゆっくりと語り出すお爺ちゃん牧師の声に会場全体がシーンとなり
一つのキャンドルに灯がともされます。

イエス.キリストの誕生は
真っ暗闇の中に一つの光が与えられたようなことです。
一つの光は弱く小さいですがこの良い知らせを
みんなに知らせ、一人一人が光を持つとこの暗闇は暗闇ではなくなります。と。

Silentnight(きよしこの夜)を歌いながら
次の人へまた次の人へと会場中の人の持つキャンドルに灯が灯り
温かいキャンドルの光で会堂中がキラキラ満たされととても綺麗で
お爺ちゃん牧師のほんの短いメッセージでしたが
アメリカ生活に不安を抱えていた私にとって
うん、この国でもやっていける、大丈夫だ。と
温かい灯を「ぽっ」と灯してもらったような経験でした。

で、その翌年、前年の感動を覚えているので
今年はどんなメッセージが聞けるかな?と
かなり期待してキャンドルサービスに参加すると
電気が消されまた シーン となると
お爺ちゃん牧師は前年と全く同じ話を同じ口調で始めました。(笑)
おおーそう来るか。とニヤッとしたのも覚えています。

で、翌年もその次の年も
お爺ちゃん牧師は引退されるまで
クリスマスのキャンドルサービスには同じメッセージを毎年話し続けたのです。

実はもうそのお爺ちゃん牧師はこの世にはいません。
数年前、天国へ旅立たれました。

今思えば、毎年同じメッセージをするのは
お爺ちゃん牧師の伝えたいことはずっと変わらなかったからですね。

良い話を聞いてもすぐ忘れてしまう忘れっぽい私でも
何度も聞いたこのメッセージは忘れません。

普段から聖書のことを語ったりするのは苦手だし
違う考えの方を否定するつもりもありませんが、
今日はクリスマスですからお許しくださいね。

今年はコロナの影響で教会でのキャンドルサービスも行われません。

それでも このクリスマス
どなたかの心に温かい光が届きますように。。。

Merry Christmas!





人気ブログランキングに参加してます。

画像をクリックするとランキングが見れるのと同時にランキングポイントになります。
↑Link to rankings↑


応援ありがとうございます♪

Thank you!

コメント